9月政策委員会報告 (With 沼津高専)

教育機関(沼津高専)との懇談会:2018/9/6(木)18:00~20:00 プラザヴェルデ201会議室
出席者 同友会15名
    沼津高専4名(電気電子工学科 望月孔二教授、制御情報工学科 長縄一智教授及、
           山崎悟史准教授、八木総務課長)
沼津市 産業振興部商工振興課 2名

今年あらたな取り組みを教育機関との懇談会として、独立行政法人国立高等専門学校機構沼津工業高等専門学校(以下沼津高専)の先生方をお招きして開催しました。

今年の政策委員会は中小企業振興条例をテーマにしていますが、条例では第9条教育機関等の役割として「教育活動を通じて、地域経済や市民生活における中小企業の役割について理解が深まるよう努める」とあり、このことで中小企業を支援するとあります。

地域から優秀な人材を得て育成し、新しい技術を活用し、事業を継続・拡張しまた新規事業に乗り出そうとするわれわれ中小企業ですが、優秀な人材を輩出し、また技術連携や支援を通じて、地域へ貢献している地元教育機関と、連携やコミュニケーションがとれているのでしょうか、価値観は共有できているのでしょうか、なにより私たちが教育機関の活動を理解しているのでしょうか。そこで、「人材」と「技術」について、意見交換してみようということになったものです。

はじめに沼津高専より長縄一智教授(制御情報工学科)、望月孔二教授(電気電子工学科)、及び山崎悟史准教授(制御情報工学科)から、高専の取組みの紹介(キャリア教育と就職、インターンシップ、地域連携)として3つのプレゼンがありました。
同友会からは水田副支部長が講話文をよせてくださり(というのは残念ながら欠席)中小企業の人材と技術に対する思いをお伝えしました。

 意見交換では時間一杯多くの事が話し合われました。同友会側からも多くのモノづくりの現場の思い、将来の人材への期待や教育の現場への要望など発言がありました。沼津高専先生方から、ひとつひとつ丁寧に、説明、思い、感じている事などお話しくださいました。参加者の持ち帰ったものは非常に多かったと思います。

 ここですべてを記載することはとてもできませんが、何点かお伝えします。

1. 高専の教育や研究の幅は広い
 会員から、大手企業は組み合わせ技術で中小企業は作り込みで(あるいは摺り合わせで)勝負しているという意見がありました。だから、現場のワザの部分を大事にしてほしい、そういう技術を大切にすることで、地域で活躍している中小企業を知ってほしいという意見もありました。そうしたところ、先生方から「高専は実習・実験などモノづくりを大切にしている学校です」とのコメントがありました。実際に即した技術をきちんと教えてくださっており、社会に出てそれが役立っていると実感する学生も多いとのこと。なお、高専で行われている授業について、その概要項目と、履修により習得できることの一覧(シラバスといいい、高専のウェブの中から見られるそうです。)があることを教えていただきました。

2. 高専の相談の窓口は広い
 どんな相談でも、まずは「技術相談」へ。初回は無料。専門的な事から基礎的な事でも、高専教員で対応可能な案件であれば検討して頂ける。
 国や教育機関の支援というと、どうしても専門的なピースが足りないところを補う事ばかりと思っていましたが、そうではないようです。問題解決に一人で悩まず、異分野への興味をあきらめることなく、そして流動的でありたい人材の活用と、技術的な困りごとは少なくないですよね。技術的に解決すべきことは多いと思いますが、幅広く活用できそうです。

3. われわれも情報交換や情報発信を広く継続的に
 われわれも情報交換や情報発信できるネタは多そうです。そして、それは学生にも届きそうです。
学生採用活動に関して先生からは、「積極的に情報を出してほしい。特に採用を検討する会社はインターンシップや採用の情報を粘り強く発信してほしい。まずは就職指導教員に会社の特長を伝えることが第一歩。また、学生間のネットワークは強力。インターンシップなど企業と直接接した学生の情報は、ほかの学生に伝わっており、募集する動機のひとつになることがある。」とのこと。
また技術に関しては、中小企業は最先端の技術開発を行っているわけではないかもしれないが、世の中の変化に伴い中小企業が変革しようとして得ようとする技術は、世の中に必要な技術であるはず。そうした技術を中小企業こそ感じる力があるとするならば、地域の教育機関と共有することが地域の技術を振興し、ひるがえって地域の中小企業を振興することになるのではないのでしょうか。

冒頭に書いた通り、教育機関は中小企業振興の役割をになう大切な組織です。そして私たちが積極的に関与すればするほど、それは私たちが技術や人材で地域に貢献できるメリットとして活かされるものと感じました。
この懇親会は今回限りとせず、これからも続けていきたいと強く感じました。
                                                                      以上
文責:坂東エネルギー・環境研究所 坂東誠 氏
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